IoTLT vol.13 に行ってきた
IoTLT vol.13 に参加してきたので、おもしろかった発表をメモしておく。
Matsumoto Noboru: IoT 時代のモバイルネットワーク
- IoT を無線・ネットワーク屋さんの立場から見た LT で、「多数のデバイスから送出される制御信号が問題になる」という話があった。
- 素人なので見当はずれなことを言っているかもしれないけど、IoT に特化した新たな無線ネットワークを用意して、たとえばデバイスごとに TDD*1 のタイムスロットを割り当てる、みたいなことを考えたら結構うまくいくのでは? と思った。産業用ネットワークみたいな感じで。
@yamacho1111: IoT で家庭内の問題を解決したい話
内容
- 妻が戸締まりを忘れることがある → なんとかしたい
- 対策その1: 鍵の開閉状態を記録したい
- 対策その2: 予定で戸締まりを管理したい
- 鍵が開けっ放し → 妻の Google Calendar に「鍵を締める」という予定を入れる
- 携帯を持ってなかったり気づかなかったりして微妙
- 対策その3: 開閉状態を照明に反映する
- HUE を使って、鍵が開いていたら照明が青くなるようにした
- 今のところよさそう
感想
- 今回いちばんおもしろかった発表。実際にやってみた話で、ちゃんと動いているのがよい。
- 発表や話し方としても、オチがついていてよかった。
@tnoho: IoT をインターネット越しで見る
スライド: http://www.slideshare.net/tnoho/iot-59636293
内容
- IoT: 分析系、監視系、制御系
- 制御系がちゃんと動いたか心配 => その動作結果を監視系から見られるようにする <= よくある形
- 「自分の目で確認したの?」 => 写真や動画で確認したい
- センサを使った監視系ではなく、カメラで監視したい
- WebRTC を使う
- 設置とか超簡単なやつを用意した => Momo
- RasPi と Web カメラを使って映像配信
- 設置とか設定とかめっちゃ簡単
感想
- 簡単に使える WebRTC ゲートウェイというのはよさそう。
- Motivation の部分、「IoT の監視系の部分をセンサからカメラに置き換えて、エビデンスとしての写真 or 映像をとる」というのは、個人的にはやや理解しがたくもあるが……商用で物理的な動作を伴うアクチュエータを操作する、とかいう場合には必須なんだろうか。
@n0bisuke (@LIG): NodeBots
- NodeBots の Intl. NodeBots Day に日本でも何かやろう、という話。
- この LT ではなかったかもしれないけど、NodeBots の提供するチュートリアルである nodebot-workshop がなかなかよい、という話もあった。
全体的な感想
- DeNA のきれいな会場で、参加者も200人くらいとのことで、結構盛り上がっているようだった。
- 懇親会は参加せず。
- LT に参加するなら発表しなければ、という思いがあるので、そのうち何か作って登壇者として参加したい。
*1:Test-Driven Development ではなく Time Division Duplex のほう